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#Vol.3

EXPERT TALK

ベテランの働き方

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1999年入社

柴田 圭章

YOSHIAKI SHIBATA

柴田 圭章

佐賀県立多久工業高校。
生産本部の各部署の仕事を経験。採養部長を経て、現在は原質抄造グループ部長。原材料の古紙から繊維を抽出し、高品質なトイレットペーパーの原紙を生産する工程の管理責任者。趣味は料理と、妻がSnow Manについて熱く語る内容の傾聴。

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1999年入社

上瀧 政寛

MASAHIRO JOTAKI

上瀧 政寛

杵島商業高校。
トイレットペーパーが市場に出荷される前の最後の仕上工程の仕事からスタート。2003年に基幹原質工程に異動となり課長職まで昇進。2015年に仕上工程に戻り、仕上一課課長、仕上工程部長を経て、現在、加工グループ部長。

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2010年入社

山口 真史

MASAHUMI YAMAGUCHI

山口 真史

長崎総合科学大学。
入社後、営業部に配属になり、当社製品の販売をはじめ、小売店の売場づくりの提案やキャンペーンの企画、新商品の開発などに携わる。2015年7月に担当課長代理、2017年5月から第一営業グループ課長。採養部長の兼務経験もあり。

一企業で長く働くには、必要なものがある。
それは働く環境、人間関係、ちょっとの緊張感。

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Q1.会社の雰囲気について教えて!

山口:柴田さんも上瀧さんも大先輩なので、恐れ多くて聞いたことがなかったのですが、コトブキ製紙に入社しようと思った理由を教えてもらってもいいですか?

柴田:聞きたい?(笑) 小さいころか何かをつくることが大好きで、工作や、自由研究をやっていると、食事さえ忘れる熱中ぶりだった。

山口:分かる気がします。

柴田:で、高校のとき、ものをつくることは世の中の役に立つことだと知って、生活に直結する製品をつくっているコトブキ製紙に決めた。

山口:上瀧さんは?

上瀧:もう忘れちゃったな。多分、祖母に勧められたからだったと思う。祖母の弟がここに勤めていたことがあったらしく、資格を取ることができるとか、いろんな話を聞いておもしろそうだと思ったから。山口くんは?

山口:私は、人ですね。選考を通していろんな先輩社員と触れ合うことがあって、「この人たちとなら、変に背伸びせず、自分らしく仕事ができると思って入社しました。

柴田:で、入ってみてどうだった?

山口:本当に社員同士、仲が良い会社だと思います。この会社に入社してから人間関係で困ったことはないですね。

上瀧:確かに人間関係が良好だし、上司部下でも比較的意見を言いやすい環境だよね。お互いに助け合い感謝しあえる組織にしていくという方針もあるので、みんな協力的。だからといって、なあなあな感じじゃなくて、仕事をしない人への風当たりは強いかも。生産部門では、たまに怒鳴り声が聞こえることもあるからね。

柴田:管理職としては当然、教育の一環として叱る瞬間もある。できるようになったことを褒め、ダメなことはダメと伝える。でも、お互いが同じ認識になるためには、日ごろからコミュニケーションをしっかり取っておくことが大切だと思う。

上瀧:毎月の上司部下面談や、定期的なサシ飲み、サシランチは、社内の仕組みに組み込まれているけど、コミュニケーションの手段としてはすごくいいよね。

柴田:その効果として、現場で起こっていることや、自分たちが困っていることが、ちゃんと上がってくるようになった。まだまだかもしれないけど、「なんかある?」「なんでもないです」よりはよっぽどいい。

山口:当社では自部署だけでなく他部署の方々とも交流する機会がたくさんあるのでとても楽しいです。私は営業本部で、柴田さんや上瀧さんは生産本部ですが、それでもプライベートで飲みに行ったりするので、会社の仲間としての一体感がありますね。また、社長との距離が近くて直接話せるのもいいなと思っています。

いろんな経験ができるコトブキ製紙。
働く仕組みは100点。
だからやりがいは120点。

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Q2.コトブキ製紙で働いて良かったことは?

山口:この会社で働いて良かったことは、営業だけでなく他にもいろんな仕事を経験できたこと。組織横断チーム活動や採養活動での経験が営業にも生きていると思います。

柴田:確か、採養活動ではリーダーを任されていたよね。

山口:はい、柴田さんもご経験があると思いますけど、採養活動の仕事は意外に大変。営業だけでも手一杯なのに兼務しなければならないので、最初はちょっと荷が重いと感じたこともありました。でも、やってみるとおもしろい。たまに地元に返って友人と話をしていると、みんな一つの仕事しかやっていなくて、「営業以外の仕事ができるのって、当たり前じゃないんだ」とびっくりしたことがありましたね。

上瀧:コトブキ製紙ではいろんなことにチャレンジできるから成長も速いよね。私がここで働いて良かったと思った瞬間は入社したてのころに集約されているかも。配属1年後くらいのとき、いろいろ工夫して生産量が常にトップだったことや、改善表彰で年間1位と2位をまとめて取ったときはモチベーションがかなり上がった。

山口:すごいですね。

上瀧:でも一番うれしかったのは、基幹原質課のときのこと。自身が担当している部署で大きな故障が起きて自分一人ではどうしようもなくなって困っていたら、別の部署の人が応援に駆けつけてくれて助けてくれた。今でもあのときの気持ちは忘れられないよ。

柴田:私たちの仕事はつくってなんぼ。24時間稼働しなければならないほどの、需要があり、供給責任がある。だから、機械を止めるわけにはいかないからね。

山口:柴田さんがコトブキに入社して良かったことは?

柴田:生産部門にも生産数量の目標があるんだけど、過去にその最高新記録を更新できたときはうれしかった! 当時の生産本部長とピザを買いに行って、ケチャップでその記録の生産数を書いて皆でお祝いしたことを覚えてる。今だったらSNS映えする写真が撮れたはず。

山口:え? そんなにうれしいことなんですか?

上瀧:当たり前だよ。ピザじゃなくて、紅白まんじゅうを発注したこともあるくらい。

柴田:生産数で記録が出るということは、設備が故障もなく安定稼働し、効率良い生産が出来た証。そして関わるすべての人の日々の積み重ねの結果だからね。

この仕事で定年退職を迎えるのではなく、
この会社で定年退職を迎えるのが目標。

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Q3.夢や目標はありますか?

柴田:コトブキ製紙で働けて良かったと心から思える定年退職を迎えることが目標。そのためには、一人ひとりの個性が存分に発揮できる職場づくりをしていくことが大切だと思ってる。あとは、生産本部としての生産責任を果たすため設備の安定稼働かな。例えば、ベテランと若手の仕事のやり方の差をなくすために設備にデジタルの情報をつけたりとか。

上瀧:業界の問題としては、現在扱っている再生紙がいつまで確保できるか分からない状態。コトブキの強みを生かし、展開していけるような新しい事業も考えていかなければならない。

柴田:社長も「トイレットペーパー事業にこだわらなくていい」と言っているしね。でも、会社をただ大きくするだけじゃなく、社員と共に成長していくような会社にしたいよね。やるべきことは山積みだけど、だからこそ、仕事はおもしろい!

山口:私は、お客さまから必要とされ続ける企業に成長していくためにも、営業として課題解決のお役立ちができるような商品提案や売場づくりのサポートをしていきたいです。目標は九州エリアでシェアNo1になること。これ、絶対やりますから。